ツルハシって使ったことある?

なんだかんだ言いながら半世紀近くも生きてきましたが、ツルハシって使ったことがないと思います。 とはいえ、本物すらどで取り上げられてた日本最後のツルハシ屋が廃業という話題にはこの国に対する疑問を持たざるをえません。
外川産業 は現在、日本で唯一ツルハシを製造してきた企業ですが、廃業して海外で工場を持つことにしたそうです。外国(主に中国産)に押されて業績的にも落ちていたとはいえ、その廃業の直接的な原因は姫路市の開発計画による工場の強制的な移転だそうです。鍛冶屋なので騒音がひどいのは当然で、移転先が見つからなかったんだそうです。 元ネタにもあるここ の情報によれば、2006年時点で移転話が持ち上がった際に「市に『行き先を探してくれたら、いつでも移転します』といったところ、移転先の世話はしていないという。挙げ句に『いっそ、廃業なさったらいかがですか』とまでいわれました」との現社長の弁。何様のつもりなんですかね、市の職員。
この工場では、鍛造特有の大きな騒音で通常の会話は業務中は困難であることを逆手にとって、聴覚障害者を積極的に雇用していたそうです。また、外川産業のツルハシは、熟練の工事労働者の間では、伝説的な人気を誇っているということです。鍛冶、鍛造の技術なんて言うのは口伝の部分が多くて、伝承者がいなくなったら終わりなんじゃないでしょうかね。
こういう企業を養っていくことができないってのは、日本っていう国が貧しいという証拠に他ならないと思うんですよ。








